研究概要
合成化学は、まだ見ぬ分子を創造し、時にはまだ見ぬ機能・現象、さらにはまだ見ぬ価値観を生み出すことも可能な学問です。
当グループでは、独自の合成化学を駆使することでこれまでに作られたことがない(作ることができなかった)分子を生み出す研究を行っています。
先人たちが蓄積した知見をもとに機能を予想しながら分子設計を行うこともありますが、これまで培ってきた感性や好奇心をフル活用して分子をデザインします。
デザインした分子を生み出す方法論にも拘り、より汎用性が高く、波及効果の大きい方法論の開拓から研究を開始します。
このような合成化学を基盤として、有機化学だけでなくより一般的な科学において重要な研究を展開し、究極的には実社会にまで波及し得る分子の創製を目指します。
研究方針
「今」と「究極」を大切にしながら、研究を進めます。
自分の研究の究極を常に思い描きながら、今この瞬間に全力投球します。
研究を通して、自ら考え、行動し、挑戦することができる研究者になることを目指します。
マクロサイクル化の開発
新しいコンセプトでマクロサイクル分子を合成する方法論の開発を行っています。
将来的には、これまでには無い秩序構造の構築法にまで昇華させることを目指しています。
詳細は論文発表後に。